こんにちは。
6月のライブ参戦は、まだまだ終わりません!
サンボマスターのライブから中3日の6月30日、私は日本ガイシホールに向かっていました。
スピッツのライブ「SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 "NEW MIKKE"」です!
本当は去年のゴールデンウイークに、センチュリーホールでのライブ「SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"」を見に行くはずでした。
ところが、やっぱりコロナです。
コロナが広がってから、ツアーは全て延期。
名古屋でのライブも、去年5月から今年の5月に一年延期されました。
「さすがに1年延期だから、延期先で見ることができるでしょ」。
去年4月の段階では、そんな風に考えていました。
「来年のライブ楽しみだな」と、アルバム「見っけ」を中心に、コロナ禍の1年間、毎日のようにスピッツを聴き続けてきました。
でも、甘かったですね。
コロナ禍は予想以上に長期化し、人々の楽しみを奪い続けていきました。
そして、今年4月、ついにこのツアーの中止が発表されてしまったのです。
でも、スピッツはすごいです。
ツアーの中止とともに、新型コロナ対策でお客さんの数を制限したアリーナツアーを、ちゃんと用意してくれました。
もう1年間待たされたわけですから、絶対に行きたいわけですよ。
そんなわけで、サンボマスターのライブから中3日とややタイトな間隔になってしまいましたが、名古屋2日目の6月30日のライブに参戦しました。
日本ガイシホールは、6月に参戦したライブの中で一番大きな会場でした。
zepp nagoya→名古屋市公会堂→日本ガイシの流れだったので、いつも以上に日本ガイシが大きく感じましたし、会場に向かう人の流れも一番大きかったです。
でも、新型コロナ対策で、座席は完全に一つおきですので、単純に考えても、お客さんの数は半分。
コロナ前の頃の日本ガイシへの人や車の流れと比べると、全然大したことはありませんでした。
スピッツのライブでも、新型コロナ対策が徹底していました。
まず、ライブ前に、体調面での問題がないか問診票的なものをweb上で記入し、当然のことですが、検温と手指のアルコール消毒。
会場の内の座席も一つおきですし、密にならないようたくさんのスタッフの方が注意されていました。
行く前は大きな会場なので少し心配でしたが、こうした対策のおかげで安心してライブを楽しむことができました。
私は、この日も不織布マスクと布マスクの二重マスクを装備して、またまた開演ギリギリの時間に会場に入りました。
私のスピッツとの出会いは、「ロビンソン」です。
当時私は大学4年生になったところで、就職活動真っただ中でした(ちなみに今みたいに「就活」などという言葉はありませんでした)。
私は、大学時代、司法試験の勉強など一切していません。
入学当初からマスコミ志望でした。
当時のマスコミは、「就職セミナー」的な試験から始まる青田買いのコースがありましたので、就職協定とは関係なく、大学3年生の終わりころから就職活動が始まっていたんですよね。
「テレビに行くか、新聞に行くか」。
そんな悩みを抱えながら、どっちにも絞ることができないまま、私は、毎日のように、色んなテレビ局や新聞社の面接試験を受けに、都心に向かっていました。
そんな面接試験に向かうとき、私は、ウォークマンで「ロビンソン」を必ず聞いていました。
で、面接試験、結構疲れるんですよね。
特に、マスコミの方々は、良い意味で、「あくの強い」個性的な方ばかりです。
特に、内定を頂いたのですが結局行かなかったA日新聞の最終面接とか、とっても精神的にしんどかった思い出があります。
そんな面接試験が終わると、帰りの電車は「ロビンソン」です。
草野さんの歌声が全身にしみわたりました。
そして、自宅に帰ると、やっぱりまた「ロビンソン」。
当時は携帯電話なんて大学生はなかなか持てませんでしたので、友達との連絡は、自宅の固定電話です。
CDプレーヤーで、「ロビンソン」をエンドレスでリピートしながら、友達と電話で延々と話しをして、愚痴を聞いてもらっていました。
ちなみに、CDシングルのカップリングだった「俺のすべて」も、ロビンソンと一緒にエンドレスで聴いていたので、大好きな曲になりました。
そこからですね。スピッツのそれ以前の曲も探し始めて、「青い車」や「空も飛べるはず」などたくさんの曲を聴き始めました。
「チェリー」も思い出深い曲です。
NHKに入って、東京での1か月の研修を終え、5月の連休最終日、初任地に向かいました。
初任地となった場所はこれまで1回も行ったことがなく、もちろん知り合いも友達も1人もいない土地でした。
大学を出てすぐの22歳の私は、「社会に出るって本当に大変なことなのだな」と、大きな湖を眺めながら、毎日のように「チェリー」を聴き倒していました。
だから、今でも「チェリー」を聴くと、あの時の空の色や風の感じが思い出されます。
その後、NHK時代はもちろん、受験生時代、弁護士になってからも、生活の中ではスピッツが流れ続けていました。
こうやって、曲と思い出がリンクするのは本当に良いことです。
スピッツと同じ時代に生きてきて、本当に良かったと思っています。
スピッツのライブで印象に残っているのは、2011年の「とげまる」のツアーです。
当時は、東日本大震災の直後で、草野さんが体調を崩されていたので、無事に開催されるかどうかが不透明でした。コロナ禍の今と社会の雰囲気が似ていました。
そういえばあの時も日本ガイシでしたね。
自分の事務所を作った直後だったこともあり、どうしても行きたかったライブに行けて、嬉し泣きしたことを今でも鮮明に覚えています。
そんな思い出がいっぱい詰まったスピッツのライブ。
コロナ禍で1年以上待たされて、ようやくこの日を迎えることが出来たのです。
1曲目、アルバムのツアーらしい曲で、ライブスタート。
イントロからみんな本当に嬉しそうに手拍子をしていたのがとても印象的でした。
こちらのツアーもツアーファイナルはまだ先なので、ネタバレは避けますが、アルバム曲はもちろん、私の思いが詰まった曲もたくさんやっていただき、本当に嬉しかったです。
特にこの日は、アンコールで他の日はやっていなかった、NHK初任地での思いが詰まったあの曲もやってくれました。
名古屋の2日目に行けたのはたまたま偶然ですが、その偶然でこんな幸せになれるとは本当に良かったです。
この日もライブ終了後は規制退場。
大きな会場でしたが、「密」の状態が発生しないようにきちんとした対策が取られていました。
もちろん、このライブの後も、体調の悪化などは一切ありませんでしたので、どうぞご安心ください。
これまで3回にわたって、6月に参戦したライブの話をしてきました。
コロナ禍で、もちろん、色々我慢しなくてはいけないこともあります。
いくら暑くてもマスクは外せませんし、手洗いやうがいの徹底など、基本的な感染対策はきちんとやらないといけません。「まあ、いいか」が命取りになりますので、絶対に緩んではいけません。
一方で、コロナ禍で過ごす1日1日も、人生の中で大事な1日1日です。
「コロナが落ち着いたら」という言葉のもとに、色んなことを我慢するだけの生活は、精神的にもよくありません。
感染対策を人一倍しながら、1日1日の暮らしも楽しんでいくという、とても大事なことを3回のライブ参戦で学んだ気がしています。
8月4日(水)~17日(火)は、夏期休業期間となります。
私は、夏期休業期間の間に2回目のワクチン接種の予定です。
みなさんも、良い夏をお過ごしください。
そんな感じです。
ではまたです。