先日、「山下達郎 PERFORMANCE 2023」名古屋2日目に行ってきました!
山下達郎さんのライブは、去年9月に続いて、2年連続!
今年のツアーでは、センチュリーホール4日間やってくれるんですが、達郎さんのライブはチケットが毎年超激戦。
去年はまだコロナ禍の名残もあったのでチケット取れましたが、今年は無理かなと抽選に応募しまくって、ようやく取れたチケットです。
今年、達郎さんは、20代の頃に発表したアルバムをリマスターしたアナログ盤やカセットテープ!の復刻版を再販。いずれもオリコントップ10に入る快挙を成し遂げています。
シティポップのブームというよりは、達郎さんの楽曲の持つ音楽性の高さが、若い方々にもうけているんでしょうね。
会場にも若い方が結構たくさんいらっしゃっていました。
私はこの日の仕事を終えて、「FOR YOU」のジャケットのTシャツに着替えて会場へ。
今年は1階席の中よりブロック端、見通しの良い席を取ることができました。
始まる前から、「達郎ワールド」への期待が高まります。
この日は、ツアー25公演目。ツアーはまだまだ続きます。
ここからは、セトリなどネタバレありなので、これからツアーに行かれる方は、ここで離脱してください!
昔懐かしい開演を告げるブザーが鳴って、SE終わって、いよいよ開演。
バンドメンバーやコーラスの方々が登場後、とっても軽やかな足取りで達郎さんの登場です。
1曲目の「SPARKLE」。達郎さんの伸びのありすぎる歌声はもちろん、ギターが素晴らしい!1曲目からエンジン全開です。
達郎さんは今年で70歳!古希!ということで、今年の衣装はパープル。これが本当によくお似合いになっていました。
ステージのライティングもパープルを多用していて、空間の演出がとても素敵!
達郎さんのライブは、参加する側も流儀が独特です。
1曲目からは立ちません。
きちんと座って、達郎さんの歌声、バンドメンバーの演奏、コーラス隊の美声を「鑑賞」するのが流儀です。
ライブに行くのが趣味な私にとっては、この「流儀」が逆にとっても新鮮で、「達郎さんのライブに来た」って実感できて、とても好きなんですよね。
この日のお客さんはとっても上品でマナーの良い方ばかりで、とっても良い達郎さんのライブ空間を一緒になって作られていました。
MCでセンチュリーホール4日間開催をとても強調されていた達郎さん。
名古屋に住む者としてはとっても嬉しいですよね。
センチュリーホールのキャパが3000人で、4日間やると、1万2000人。
でも、達郎さん、「だったらアリーナでやれよって話なんですけど、アリーナは嫌いだからやりません!」とのこと。
最高ですよね。
このこだわりこそが達郎さんの最大の魅力だと思います。
見る側もホールでやってくれて、本当に嬉しいです。
この日のセトリ、前半は初期のアルバム曲からの曲が多くありました。
JAZZYな雰囲気の楽曲では、まるでブルーノートで聴いているかのよう。
座って聴いているのもあって、お酒を飲みたくなりました!
サックスとピアノがすごく効いていて、最高な音楽空間を作り上げていましたよね。
それにしても、もう40年以上も前に発表した曲を、さらに魅力を増す形で、70歳になって歌う達郎さん。本当に「生けるレジェンド」ですよね。
「クリスマス・イブ」から「蒼氓」の流れは鉄板で最高。心に沁みまくります!
以前、インタビューで、達郎さんは、「海外進出したいと思ったことはない。だったら日本の地方で頑張っている人に歌声を届けたい」とおっしゃられていました。
こういう考え方って本当に素晴らしいですよね。世界よりも日本の地方を大事にしてくれるアーティスト。今年のツアーでも北海道から沖縄までめぐり、きちんとその地に歌声を届けてくれるレジェンド。
そんなレジェンドと同じ時代に、同じ日本で生きていて、本当に良かったと思えるのが達郎さんのライブです。
「BOMBER」からギアを一段上げて、「LET’S DANCE BABY」でようやく総立ちからの恒例のクラッカー(今年は驚きませんでした!)。
そして、「CIRCUS TOWN」で本編の終了でした!
アンコール最初のMCで、去年からお酒を止めたら、声がさらに出るようになったという達郎さん。「昭和の怪物」は、令和になってもさらに進化を遂げようとしているようです。
アンコール1曲目は、新曲の「Sync Of Summer」。今年の夏、テレビCMでもよく流れていましたよね。夏っぽい、これぞ山下達郎さんの夏CMソング!という曲です。私もこの夏よく聞いていました。
そしてアンコール最後2曲目の「Ride On Time」で、お客さん総立ち!このメリハリがとても心地よい!
「Ride On Time」での達郎さんのアカペラ。今年も凄かった!本当に70歳!?と会場に来ていた方みんなが思ったと思います。
そして、「YOUR EYES」でアンコールも終了。
ライブの時間はなんと3時間!
最後まで艶やかな歌声は全く変わらず!
70歳の達郎さん、すごすぎです!
ライブ最後のMC、達郎さんの一言一言が刺さりまくりました。
中でも、「格好良く年をとっていきましょう」とおっしゃっていたのがとても印象に残りました。
こんな意識だからこそ70歳でもあんなパワフルなステージを披露できるんだろうなと。中高年ど真ん中な私も、心がけを気を付けないといけませんね!
そんなわけで、とっても贅沢な3時間を過ごせた山下達郎さんのライブでした。
来年もチケットを当てて、ぜひ達郎さんのライブに行きたいと思っています!
そんな感じです。
ではまたです。