今年のゴールデンウイーク。
ロックフェスの「VIVA LA ROCK 2023」(通称「ビバラ」)に行ってきました!
ビバラは、さいたまスーパーアリーナを会場に開かれているロックフェスで、今年で10回目になります。
5月3日から7日までの5日間にわたり開かれましたが、私は、このうち、初日(5月3日)と2日目(5月4日)に行ってきました。
名古屋からは、新幹線と上野東京ラインで2時間半かかりません。昔に比べると本当に便利になりました。
さいたま新都心の駅からもうお祭りが始まっている雰囲気。
飲食ブースの「VIVA LA GARDEN」を通って、会場に到着です。
会場では、全部で4つのステージがあります。
アリーナの左右に分かれた「STAR STAGE」と「VIVA STAGE」、メインステージ裏手の「CAVE STAGE」、屋外の「GARDEN STAGE」の4つです。
今回は、VaundyとBMSGのアーティスト達をお目当てに、行ってきました!
最初に見に行ったのは、「CAVE STAGE」。
Novel Coreさんのステージを見に行きました。
Novel Coreさんは、去年11月の名古屋ダイアモンドホール以来。抽選で外れまくって、先着でもぎ取ったのがこの時のツアーでした。
今回のツアーでも4月に岐阜であったのですが、やはり抽選で外れまくり、先着争奪戦も敗れてしまったので、今回のビバラでは絶対に見たいアーティストでした。
ところが、この「CAVE STAGE」。動線がえぐいんです。
まずアリーナの「VIVA STAGE」側に入って、スタンドを降りて、アリーナから搬入口的な通路を通って、「CAVE STAGE」に向かいます。
徐々に狭くなっていく通路を通って向かうと、すでに入場規制中。
「CAVE STAGE」は本当にライブハウスくらいの広さなのですが、前が「Tele」さん、夕方には「Chilli Beans.」など結構人気のアーティストが並んでいます。
「CAVE STAGE」でも前方抽選とかは一切ないので、お目当てのアーティストまでずっと見ているお客さんもいます。
このため、「CAVE STAGE」は、すぐに入場規制がかかります。
ステージ手前のパブリックビューイングエリアで我慢しようと思いましたが、せっかく来たので、やっぱり会場に入りたい。
初日ということもあり、動線がぐちゃぐちゃで、逆行の流れに抗いながら立ち続ける40代終盤のおじさんにはとても辛い行列でしたが、何とか会場に入ることができました。
会場ではマスクの着用も任意で、声出しもOKです。オールスタンディングのこの感じ、本当に久々で、コロナ禍が去って、本当に良かったです。
リハでバンドメンバーの演奏に盛り上がるのも良いですね。
ステージ上手から、気合入れの掛け声。
ライブ開始直前。こちらのテンションも最高に上がります。
いよいよNovel Coreさんのライブスタート。
1曲目の「Wake Up ! TOKYO」から盛り上がりが最高潮。会場を完全に揺らせてました。
去年から何度もツアーをやって、ライブの場数を踏んできた経験値が本当に活きていますよね。若くて伸びしろの塊なので、パフォーマンスが見るたび毎に凄みを増しています。
お客さんを巻き込む力も圧倒的。ステージ上で歌うというよりは、むしろお客さん一人一人に歌いかけるという感じで、届き方が凄かった。
汗だくになって踊りまくって、ステージはあっという間に終了。この「また見たい」感を残して終わるのもフェスの良さですよね。
CAVE STAGEという洞窟から抜け出して、地上に出た時に感じた風は、今年のゴールデンウイークの思い出の一つです。
続いては、STAR STAGEとVIVA STAGEがあるアリーナへ。
CAVE STAGEに入るための1時間以上の行列などで体力をかなり奪われてしまっていたので、迷うことなくスタンド席へ。
こうやって、フェスでもアリーナだけでなく、スタンド席もあるのが、ビバラの最大の良い点です。
もちろん若いうちはずっと立ちでも良いんですが、中高年ど真ん中な私みたいな人間には、こういうスタンド席があると、10年後、20年後も来れるかなという希望が湧いてきます。
続いて、STAR STAGEで、MY FIRST STORYのライブ。
初見だったのですが、歌唱力の高さと演奏のうまさに驚きました。
MCほぼ無しで、音でつないでいく感じが、とても気持ち良かったです!
そして、VIVA STAGEで、SKY-HIさん。
リハ中から音だけ会場に流す遊び心が、待ち時間を楽しいものにしてくれました。
セトリも含めて、良い意味でSKY-HIさんの通常運転感がとても良かったです。
SKY-HIさんは、フェスのMCで、昔のアウェイだった頃のお話をよくされていますが、人気が出すぎて、もうSKY-HIさんがアウェイの場所は国内には存在しなくなってしまったので、それはそれで戻れないもの、大人にとっての子供の頃の原風景、「失われた場所」になってしまったのだと思われます。
でも、敢えて、フェスの際に、MCで、アウェイだった頃のお話をされるのは、単なる「思い出話」や「成り上がり話」ではなく、SKY-HIさんが社長のBMSG所属アーティストに、同じ思いはさせたくないという強い「覚悟」や「決意」からなのだろうなと思ってます。
心に響くライブをありがとうございます!
この後もライブは続いたのですが、CAVEの疲れもあり、翌日も早いため、早々に会場を後に。
さいたまスーパーアリーナは、駅の逆側に、「コクーンシティ」という大型ショッピングモールがあるのがとても嬉しいです。
牛タンをたっぷり食べて、レモンサワーで水分補給。
良い音楽を浴びて、美味しいものを食べて、最高のビバラ初日でした。
2日目は、GARDEN STAGEのAile The Shotaさんの整理券行列からスタート。
14時からのステージなのですが、午前8時30分から整理券配布開始。
こういう時は出遅れると痛いので、7時40分くらいには整理券行列に並びましたが、すでに数百人の行列が。
ちゃんと整理券を手に入れられるか心配でしたが、無事に整理券を手に入れて一安心。
その後は、事前に整理券を手に入れていたアーティストグッズを買って、ブランチで一息入れました。
13時半前に整理券を持った人の行列に並び、Aile The Shotaさんのライブ開始を待ちます。
GARDEN STAGEの周りには、整理券を持たない人も2重3重にたくさんのお客さんが詰めかけ、強烈な日差しで凄い熱気。
長く続いたコロナ禍の制限され続けた日々が終わりを告げたことを思わせるとっても気持ち良い雰囲気の中、Aile The Shotaさんのライブがスタートしました。
たくさんのファンが詰めかけた会場のお客さんを見て、「めちゃくちゃホームじゃないですか!」というAile The Shotaさん。
1曲目の「Yumeiro」が、晴天にとってもマッチして、最高なスタート。
5月のカラッとした心地よい風が吹き抜ける中、優しい歌声のステージ。
もはや自然の風も演出に感じるほど、屋外でのライブで本当に良かったと思いました。
「IMA」から「AURORA TOKIO」の流れで、盛り上がりは最高潮に。
持ち時間の中でたくさんの曲をやってくれて本当に楽しかったです。朝から頑張った甲斐がありました!
ワンマンツアーも予定されていますので、チケット取れたらぜひ行きたいです!
Aile The Shotaさんのステージが終わってからは、STAR STAGEとVIVA STAGEが見ることのできるスタンド席へ。この日は長居するつもりだったので、後方の席を確保しました。
スガシカオさんから入って、「午後のパレード」やNHKプロフェッショナルの主題歌「Progress」などを聴きました。もはや大ベテランですからやっぱり盛り上げ上手ですよね。
次は、STAR STAGEで、UNISON SQUARE GARDEN。
めちゃくちゃ格好良かったです!
MCなしで歌声と演奏で紡いでいく時間がとても素晴らしかった。フェスでこういうパフォーマンスを見せられると、ライブに行ってみたいと思いますよね!
そして、VIVA STAGEで、BE:FIRST。
出てきた時の歓声がとにかく大きくて、人気の高さを実感しました。
アリーナ前方もファンの方々がたくさん詰めかけていて、早々に断念。スタンドもVIVAステージ側は入場規制がかかってしまっていたので(人気凄すぎ)、STAR STAGE側で見ました。
「Boom Boom Back」、「Milli-Billi」、「Move On」の3曲は、音響的に、重低音の響きをもう少し強くして欲しかったです。スタンドだと、少し重低音が弱く感じました!歌やダンスがとても良かっただけに、そこだけ残念でした(たまアリだと仕方ないという話かもしれませんね!)。
「Smile Again」は、「D.U.N.K. Showcase」の時も思いましたが、歓声がすごい!ライブで声出し解禁になって、こういう歓声を聴くと、本当にコロナ禍が終わりつつあるんだなというのを実感します。
そして、こういうロックフェスでは、やっぱり「Brave Generation」とか「Scream」が、音的にはまりますよね。Jonas Blueとの「Don't Wake Me Up」でも会場を盛り上げていました。ビバラ出演は2回目ということで、とっても堂々としたパフォーマンスだったと思います!
BMSG関連では、SKY-HIさんとBE:FIRSTがアリーナのVIVAステージ、Novel CoreさんがCAVEステージ、Aile The ShotaさんがGARDENステージに登場されたわけですが、それぞれの持ち味ととてもマッチしていましたよね。同じ会場で行われるフェスとは違う、それぞれの姿を見ることができて、とっても良かったです!
続いて、STAR STAGEで、VIVA LA J-ROCK ANTHEMS。ビバラの時だけ結成されるスペシャルバンドなのですが、これがめちゃくちゃ良かったです!
BLUE ENCOUNTの田邊さんがボーカルで出てきて、アジカンの「リライト」から始まって、大興奮。UNISON SQUARE GARDENの斎藤さんが、フジファブリックの「若者のすべて」を歌って大感動。SHISHAMOの宮崎さんが、aikoさんの「カブトムシ」を歌い上げて歌唱力の高さに大驚愕。
そして、SKY-HIさんとDiosのたなかさんが、「今夜はブギーバック」を歌い始めると、もう座ってなんていられません。お二人がサカナクションの「アイデンティティ」のサビを歌って、ライブ活動休止中のサカナクションを思うと、もう涙腺崩壊です。
BiSHのアイナ・ジ・エンドさんが「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」を美しく歌って、締めはキュウソネコカミのヤマサキセイヤさんによるバンプの「天体観測」。もう本当に最高すぎる時間でした。
とっても残念なことに、このVIVA LA J-ROCK ANTHEMSの企画は今年で一区切りみたいなんです。
でも、私みたいに、過去の名曲の数々に喜んでいるお客さんもたくさんいると思うんですよね。絶対にまた復活してほしいです。
続いて、VIVA STAGEで、クリープハイプ。知っている曲も結構あり、とても楽しむことができました!
そして、この日の大トリは、STAR STAGEのVaundyさん。ビバラに来た最大の目的の一つがVaundyさんです。Vaundyさんを見るのは、2月のreplicaツアー以来。この日を本当に楽しみにしていました。
開演直前、Vaundyさんがステージに登場して、アリーナ前方で拍手。
一瞬の静寂の後、「恋風邪に乗せて」のイントロでスタンドも観客総立ちです。「恋風邪」は、イントロがキャッチーなので、スタートの曲としてのポジションがはまりますよね。イントロが流れた瞬間に会場の空気をガっと掴みます。
この日も、Vaundyさんは、歌いながら隣のVIVAステージ端まで行って、会場全体を盛り上げまくり。
新曲の「そんなbitterな話」も、初めて生で聴くことができました。音源以上に響かせる活きたボーカルがヤバすぎます!
大好きな「踊り子」で体を揺らし、ツアーの時も感動した「しわあわせ」で泣きました。
この日もMCが良かった。ツアーのセンチュリーホールの時には、「目が悪くてほとんど見えないんだよね」と言っていたのに、たまアリだと「俺、視力7.0あるんだよね。スタンドの後ろまで見えてるから」と、会場の規模によって視力を変えてくるのも最高!ライブのMCかくあるべしという格好良さでした。
「不可幸力」からは、盛り上げゾーン。これが凄すぎる。
「CHAINSAW BLOOD」、「裸の勇者」、「泣き地蔵」と来て、「フェスだから「花占い」来ないかな」と思ったら、気持ちよく「花占い」!ワイパーがとっても気持ち良かった!
そして、ラストは、「怪獣の花唄」。近くの席にいた小学校低学年くらいのお子さんも、「怪獣の花唄まだかな~」ってずっと言っていたので、きっと満足されたことでしょう!大人から子供まで、深いファンから浅いファンまで、会場にいた全員を満足させる最高のセトリだったと思います!
さいたまスーパーアリーナ全体がもうVaundyさんのワンマンみたいな感じになっていました。
人気が凄すぎて、Vaundyさんのライブチケットはめちゃくちゃ取りにくくなっています。こうしたフェスは本当に貴重な機会でした!
最高すぎのステージで、「ビバラに来て本当に良かった!」と満足感爆発でした!
Vaundyさんからの帰り道、「怪獣の花唄」を口ずさんでいる人がとても多かったのがとても印象的でした。
「VIVA LA ROCK 2023」。お目当てのアーティストはもちろん、普段耳にはするけどライブを見る機会のないアーティストも見ることができて、本当に大満足でした。
もっと若ければ、千葉で開かれていた「JAPAN JAM」にも足を伸ばしたかったのですが、おじさんはこれが限界です。
大混雑の上野東京ラインから、大混乱の東京駅を経て、名古屋におとなしく戻ってきました。
でも、フェスの楽しさを改めて実感できたので、またどこかのフェスにぜひ行きたいです!
そんな感じです。
ではまたです。