先週末、サカナクションの完全復活ライブ「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」のツアー幕張2daysに行ってきました!
サカナクションは、ボーカル・ギターの山口一郎さんが体調不良となり、2022年から活動を休止していました。
その間の動きについては、前回、一郎さんのソロツアーの際の記事もご覧ください。
また、Yahoo!さんのとっても充実した記事がありますので、リンク貼っておきます。
ファンにとっても、とてもとても長い2年でした。
本当に本当に長かった。
ワンマンで見たのは、2021年12月のアダプトツアーの愛知公演が最後。
最後にサカナクションを見たのは2022年3月のビクターロック祭り。
楽しみにしていたホールツアーが中止になり、深刻なサカナクション不足になってしまったのです。
この間もずっとサカナクションの復活を願っていました。
「いつだろう、いつだろう」。
でも、ファンとして急かして良い状況なはずはない。
公式や一郎さんのSNSを拝見しながら、その時をずっと待っていました。
今回のサカナクション完全復活ツアー「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」。
開催が発表されたのは、今年1月の山口一郎さんの単独ツアーのツアーファイナル。配信を見て、歓喜の声を上げました。
チケットの抽選が始まり、徐々に開催が近づくものの、グッズの発表などは無く。
「本当にやるんだろうか」とあらぬ心配までわいてきた3月末。
でも4月に入ってからが凄かった。
ツアーグッズ発表、会場マップ発表など怒涛の供給ラッシュ。
一郎さんは毎日のように配信をして、「スピーカーがヤバい!演出がヤバい!セトリがヤバい!」と煽り倒し、ファンも日に日にボルテージが上がってきます。
「これだよ、これ」。
サカナクションの活動休止中には味わう事の出来なかった緊張と興奮がファンを巻き込んでいきます。
深海魚民の私。もう待ちきれずに前日の金曜日には幕張に入ってしまいました。興奮しすぎです。「落ち着け自分」などと意味の分からないことを思いながら、全然落ち着けずに前日の会場を遠巻きに見に行ってしまいました。インフォメーションセンターやロッカー受付などの設営が行われる中、会場の外では綺麗な夕陽が。明日ここでサカナクションが完全復活だと思うと、もう体中がぞわぞわしてきました。
そして、迎えたツアー初日。
「いよいよ始まる」という興奮でいつも以上に早く目覚めてしまう私。もう何歳になっても変わりません!
朝食を済ませて、まずはグッズ!11時から販売開始で、LINE整理券が事前抽選であったので、そんな混まないかなと思う一方で、SSブロックの人は優先レーンがあるのでいつでも大丈夫というシステム。「いやいや、SSで来るお客さんは熱量高めのファンだから、優先レーンの方こそ殺到するでしょ」と思った通り、10時過ぎには待機列ができてました。はい、もちろん私も並びました!
午前11時。ようやくグッズ売り場へ!
サカナクションのグッズは普段使いもできるようなデザインなので大好きです。
Tシャツやタオル、フーディなど欲しいグッズを無事に買えました!一郎さんがよく配信でおっしゃっていますが、グッズの売上ってライブにとってとても大事なんですよね。グッズを買えたファンも幸せ、売上げが上がれば運営側も幸せという幸せの連鎖です!もう開演前からテンション上がりっぱなしです!
会場には、今回のツアーの協賛、参天製薬株式会社「サンテFX」のフォトスポットブースもあります。
参天製薬さん、アダプトツアーに引き続き、ありがとうございます!
ちなみにファンクラブ会員向けの福引もやってました!私は一人寂しくQRコードを読み込んで、一人寂しく2日とも参加賞でした!
とまあ、こんな供給が全部4月に入ってからのお知らせだったわけですよ。ギリギリまで引っ張っての怒涛の供給ありがとうございます!
この日の私は、完全にかかっていたので、いったん落ち着かないといけません。でもこの日は幕張メッセの他の会場でも色んなイベントが行われていて、全体的に混んでる感じ。クールダウンのためにホテルに戻って落ち着きました。
今回のツアーはスタンド席がある会場もありますが、幕張はオールスタンディング。普段からライブにはよく行っているので、ライブが始まってしまえばオールスタンディングでも全然問題ないと思うのですが、課題はスタート前の待ち時間。普段は、整理番号方式でも待機列で待たずにゆっくり入るタイプの人間なのですが、サカナクションの今回のツアーは絶対にそうはいきません。
ところが前日に発表された整理番号がなんとも微妙。前方とか全然無理じゃんと諦めて、開演ギリギリに入ろうかとも思いましたが、この2年の辛かった日々を思い出して頑張ることに。
入場待機列が作られ始めるころになると、会場周辺はものすごい人。
幕張メッセの9~11号館は他のライブでも何度か来たことがありますが、オールスタンディングだとここまでの人になるんですね。
午前中は気づかなかった祝い花もたくさん並んでいました。
ラジオ番組「加藤さんと山口くん」をやっている加藤浩次さんからも祝い花が!
加藤浩次さん、一郎さんが大変な時に元気づけてくれて本当にありがとうございます!
で、入場待機列に並ぼうとした時に、私は大きなミスを。電子チケットを表示するためのサカナクションのアプリを間違って閉じてしまった!開こうと思っても開けない!電子チケットがないと入場すらできない地獄が待っているのです!
幕張メッセに詰めかけた大勢のお客さん。当然みんなアプリを開いています。「接続できません」の連発で、焦って開きなおそうとしても全然開けません。
こんな時は会場から離れるしかありません。人波に逆らってダッシュで階段を駆け上がり、会場から少し離れた噴水付近でようやく再接続。
入場口に行ったら番号既に呼ばれてましたが、とにかく入れて一安心です!これから参加される方は、会場に近づく前にチケットのアプリを開いておくよう、また会場付近では絶対に間違って閉じないようお気を付けください!
さすが幕張メッセ。ライブハウスだと絶望的な整番でも、意外と前方まで食い込めました!
ここから1時間以上、開演を待つわけですが、会場の熱気が凄かった。特に、初日の方が暑かった。みんな待ちわびてたわけだから、こんな熱気にもなりますよね。
入場開始が16時30分で、入場後、17時ちょうど、17時30分、開始直前と、3回も注意事項などを呼び上げる影アナを聴いたわけですが、開始直前の影アナには凄い歓声が沸いていたのが印象的でした(2日目のMCで一郎さんも触れてましたね)。2年間待ちに待ったサカナクション完全復活の瞬間が近づいているのだからそんなテンションにもなるわけです。
「1曲目は何やるんだろう?」。今回のツアーが発表されてから、ファンの間ではみんな色んな予想をしていましたよね。私も色々考えていたななどと振り返っていると、会場が暗転!いよいよ、いよいよですよ!!
今回のツアーはスタートしたばかり。これからライブに行く方もたくさんいらっしゃいますし、今回のサカナクション完全復活ツアーは、本当に特別なツアーです。
ですので、セトリなどのネタバレは無しで、以下、感想を。
ライブがスタートした瞬間から、みんなが待っていたサカナクションが帰ってきた!そんな風に感じさせてくれる完璧すぎるパフォーマンス。
見ている私は、1曲目のスタートから涙が止まりません!熱気がさらに上がって汗も止まりません!サカナクションのライブで、思いっきり踊って、思いっきり跳んで、全身で音楽を感じる、この瞬間を、ずっとずっと待っていたんです!
一郎さん、ツアーのスタートに完全に仕上げてきましたね。表情も目に力と光が宿っていて、とっても力強かった!一郎さんの蜃気楼ツアーが、個人としての「山口一郎」さんを見せるツアーだったとすれば、今回は完全に「サカナクションの山口一郎」さんになっていました。5人のメンバーでそろってステージに立つことが、一郎さんにとって、大きな大きなパワーになっていることが客席にもビシビシ伝わってきます。そんな一郎さんの姿に、フロントマンとして17年間バンドを引っ張ってきた「矜持」を感じました。さすがです、さすがすぎます!格好良すぎます!
「自由に踊ろう!」。「まだまだ踊れる?」。一郎さんのそんな煽りフレーズも健在です。何より歌声が本当に本当に素晴らしかった。活動休止前をすでに超えているんじゃないか、そんな活動休止期間中だった2年間での驚異的な「進化」を感じました。
そして一郎さん以外のメンバーもめちゃくちゃ輝いていた!特に、ベースの草刈さんが、演奏しながら幸せそうな表情を客席に向けていた姿が、とっても印象的でした。5人でステージに戻ってきてくれて、本当に本当にありがとうございます!
今回のツアー、事前の配信で、一郎さんが、「サカナクションのライブベスト盤みたいな感じのライブ」っておっしゃっていた通り、本当に凄いセトリ、演出。そして、一郎さん曰く、日本で行われたアリーナライブ史上最高のスピーカーシステム!SPEAKER+!
前面にウーハーの列、ステージのサイドにいくつもの双方向のスピーカー、中央に後方向けのディレイスピーカーというスピーカープラスシステム!会場のどの場所でも良い環境で聴けるような死角なしのサウンドシステム!
これ、会場で聴くと本当に凄いですよ。普通のアリーナのライブだと、前方にいる場合、後方から跳ね返ってくる音が遅れて気持ち悪かったり、後方の手拍子がずれたりするじゃないですか。それ、全くないんですよ!前から後ろから、みんながみんな同じ音を同時に感じて、同時に盛り上がれるんです!幕張メッセでありながら、音響にこだわったホールで音を聴いているようなそんな感じになります。
サカナクションはもともと「音の変態」と言われてきましたが、今回のツアーで、その「変態度」が確実に増し増しになっています。音の完全変態です!耳だけでなく、体全体で感じる音響、本当に、本当に最高でした!
で、曲の感想とかめちゃくちゃ書きたいのですが、ネタバレになってしまうので、ここは我慢!
アンコールのMC。これは初日ならではのエモーショナルなMCでした。一郎さんの「ただいま!」と会場からの「おかえり!」。何度聴いても、本当に本当に素敵なやり取りでしたよね。号泣するドラムの江島さんの姿も、涙を目にためて上を向くギターの岩寺さんの姿も、サングラスの中ではおそらく涙をためていたであろうキーボードの岡崎さんの姿も、みなとても美しい光景でした。
初日のMCで一郎さんが「サカナクションは今回のツアーをもって、」と言い出した時は、一瞬ドキッとしましたが、「新しいサカナクションに生まれ変わります」とのことで、めちゃくちゃ安心しました。ツアー最終日には生まれ変わったサカナクションを祝福したいですね!
「変わらないまま、変わっていく」。一郎さんがずっとおっしゃっている言葉。ライブ活動休止期間を経た初ライブで、その言葉の重さとともにその言葉を実現するメンバーの姿に本当に本当に感動しました。
ライブが終わるまで、あっという間、本当にあっという間!最高に幸せな時間は、一生忘れることがないと思います。
終演後、PA席の周りには人だかりができていました。
浦本さん(左)やサニーさん(右)などチームサカナクションのスタッフに、お客さん達が感謝を伝えていたのです。サカナクションのライブならではのとても美しい光景でした!
2日目のライブは、最初から楽しさ全開!
メンバーのみなさんも、良い意味で緊張感から解放され、MCでおっしゃっていたとおり、ドーパミンでまくりの圧倒的なパフォーマンスでした。アンコール込みで約2時間30分。
ツアー初日と2日目の両方行くことができて、本当に良かったです!
で、ここまで読んでいただいて、「サカナクションの今回のツアーに行ってみたい!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
今回のツアー、実は、まだ行くことができるチャンスがあるんです!
▼1つ目の方法は、5月2日(木)・3日(金)の福岡公演
なんと今回のアリーナツアー、福岡公演がsold outしてないんです!一郎さんも配信で毎回気にしてます!ゴールデンウイークといえばの「博多どんたく」。もし「博多どんたく」に行く予定がある方は、サカナクションのライブも一緒にいかがでしょうか?これは抽選とか無しで即決で買えますので、貴重なツアーにぜひ行ってみてください。リンク貼っておきますね!
▼2つ目の方法は、チケットトレード(リセール)です。一般抽選が終わると諦めてしまう方も多いのですが、実はリセールって結構取れたりします。こちらもリンク貼っておきます!なお、「NFmember」というのは、サカナクションのファンクラブです。会費も他のアーティストに比べてむしろ安いですし、特典などの福利厚生もめちゃくちゃ充実しています!ぜひこの機会に会員になって、リセールでチケットをゲットしてください!
▼3つ目の方法は、7月9日(火)・10日(水)のぴあアリーナMMでの追加公演です。こちらは本日からイープラスの一次抽選受付が始まったみたいなので、ぜひ狙ってみてください!リンク貼っておきますね!
今回のサカナクション完全復活ツアー「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」。
本当に、セトリも演出も音響も、ヤバすぎます!
2日目のMCでは、メンバーのみなさんドーパミンが出まくってるとのこと!
完全復活にして、過去最高を超えてくるサカナクションのライブSAKANAQUARIUM 2024 “turn”にぜひ行ってみてください!
名古屋への帰りの新幹線。
当然のことながらサカナクションを聴きながら帰ってきたのですが。
ライブでやった曲を聴くたびに、そのシーンが思い出されて、思わず泣きそうになりました。
それほど感動的な、本当に感動的なライブでした。
サカナクションが帰ってきて、本当に本当に良かったです!
追記)
サカナクションの山口一郎さんを取材したNHKスペシャルが放送されました。
私も見ましたが、一郎さんはもちろんメンバーや一郎さんを支えた方々を取材した本当に良い番組でした。
再放送もあるようなので、ぜひご覧ください。
そんな感じです。
ではまたです。