こんにちは。
大型連休も終わってしまいましたね。
さて、5月7日から9日の3日間、サカナクションの配信ライブ「STUDIO SESSION「15.0」」がありました。
この配信ライブは、2007年5月9日にデビューしたサカナクションのデビュー15周年にあたり行われたものです。
デビューしてから15年を3つの期間に分けて、配信されたのが特徴です。
初日は2007年から2009年に発表された曲、2日目は2010年と2011年に発表された曲、3日目は2012年以降に発表された曲と年代別に分けて、セットリストが組まれていました。
「15.0」STUDIO SESSION
— サカナクション (@sakanaction) May 10, 2022
"DAY 1"「新しい世界」https://t.co/axhij8Jgwd
"DAY 2"「シーラカンスと僕」https://t.co/PpuUQTL9FD
"DAY 3"「忘れられないの」https://t.co/lRu6ACxwPV
5/15(日)23:59までの期間限定でYouTubeにて公開!
公演視聴チケットもまだまだ販売中です。 #サカナクション15
配信の会場となったのは、青葉台スタジオ。サカナクションが曲の収録で普段利用しているスタジオとのことで、アットホームな良い感じの雰囲気が画面を通じても感じることができました。
2022.05.07-09に活動拠点である青葉台スタジオをジャックして、オンラインライブの原点とも言えるスタジオライブセッションを3日間それぞれのプログラムで生配信が行われました。
— サカナクション (@sakanaction) May 11, 2022
全ての公演をアーカイブにて視聴いただけますので、まだ視聴TICKETを購入されていない方はこの機会に是非 pic.twitter.com/UDkhBLRmZJ
配信ライブは、特にコロナ禍になってから、見る機会が増えました。
今回の配信ライブは、デビュー15周年ということで、曲間に、メンバーが当時の思い出を話しながら進みます。
普通15年も一緒にやっていると、メンバー間に馴れ合いが生じがちですが、サカナクションは違います。
メンバー間に、良い意味での緊張感とお互いに対するレスペクトが良い感じにミックスされています。
このメンバーの空気感が私はとても好きなんですよね。
甘えの構造ではなく、音楽業界という戦場を15年戦い抜いてきた「戦友」の集まりという感じ。一人一人が良い意味で大衆に迎合することなく、熟練味あふれる職人感を醸し出している感じ。
個々が本当の意味での「プロフェッショナル」とはかくあるべきという型を構築したうえで、「サカナクション」というグループで集まっているという、その姿がとても美しいと思っています。
sakanaction 15周年記念「15.0」STUDIO SESSION
— サカナクション (@sakanaction) May 9, 2022
3日間ご覧いただきありがとうございました!
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アーカイブチケットは今からでも購入可能です。
視聴チケットの購入は下記特設サイトからhttps://t.co/t2prrnfbLT pic.twitter.com/sY8bhXEGca
特に、この2年のコロナ禍において、ボーカル&ギターの山口一郎さんの活動が際立って印象に残りました。
リアルなライブが軒並み中止となり、外出自粛が呼びかける中で、インスタライブで様々な職業の方と対談を行ったり、昔のライブを見たり、アルバムを聴きながら、当時の楽曲一曲一曲の詳しい解説を行ったりと、とても精力的に活動を続けてこられました。
コロナ禍でもファンが増えたのは、こうしたファンの気持ちに寄り添った山口一郎さんの活動の一つ一つが、きちんとファンの側に伝わったからだと思うんですよね。
私も結構早い段階からサカナクションのファンでしたが、やはりこのコロナ禍で、より好きになった感じがしています。
色んな制限があって、自由に色んなことが出来ない時。
変に時間があって、色んなことを考えてしまう時。
そんな時にふと空いてしまう心の隙間を、心地よく埋めてくれたのがサカナクションでした。
2年以上続くコロナ禍で、たぶん私と同じような方もいらっしゃると思うんですよね。
そんなたくさんの人を救ってきたのがサカナクションだし、その良さを発信し続けてくれたのが山口一郎さんだと思っています。
コロナ禍でファンとの間のつながりを最も強くしたアーティストのひとりです。
こうした精力的な活動が実を結んでの15周年。
ファンの心をこうやってつかみ続けることができるのも、才能と努力あってからこそ。
本当にすごいと思います。
普通アーティストのインスタライブは15分とか30分のところ、山口さんは3時間でも4時間でもやってくれますからね。質も量も圧倒的です。
インスタライブで、アイス食べたり、アイコス吸ったり。トイレ休憩があったりして親近感を与えるその手法も、破天荒かつ圧倒的です。
ほかのアーティストはなかなか真似できない技法だと思います。
でも、真面目な時は、ギアが変わりますよね。
今回の配信ライブも、3日目の締めのトークからの「グッドバイ」、泣けました。
ちょうど1年くらい前、「NF OFFLINE」で、zepp nagoyaに行った時。
コロナ禍になってからインスタライブや配信を見てばかりだったので、目の前にいるのが、リアルな山口一郎さんっていう実感がわかなかったんですよね。
目の前で、マイクを使わない生歌を聞くことができたりして、本当に贅沢な時間でした。
その後、昨年末のアリーナツアーで本格的なライブ活動を再開したサカナクション。
今年はホールツアーも来月から始まりますし、フェスにもたくさん出るみたいです。
深海にいるオールドファンとしては、一人でも多くの人にサカナクションの良さが伝わると良いなと思っています。
サカナクションは今年で15周年。
この後も20周年、30周年と続けて欲しいというのが一ファンの願いです。
ただ、私自身もそうですが、40代というのは、年々、体も気持ちも若い頃のようにはいかなくなってくるんですよね。
くれぐれも無理しないペースで、でも、とにかく続けて欲しいなと。
そんな風に思っています。
この配信ライブ。
15日(日)まで、アーカイブで見ることができます。
3日通し券だと結構な時間楽しむことができるので、本当にお勧めです。
最高の楽曲と良い空気感のメンバーのトーク、ぜひ堪能してください!
「15.0」STUDIO SESSION
— サカナクション (@sakanaction) May 13, 2022
セットリスト&投票コメントを公開いたしました。#サカナクション15
全ての公演をアーカイブにて視聴いただけますので、この機会に是非。
▼視聴チケットの購入は下記特設サイトにてhttps://t.co/t2prrnfbLT pic.twitter.com/zLf3MJZ2BT
個人的な感想です。
初日は「human」、2日目は「エンドレス」、3日目は「さよならはエモーション」が特に沁みました。
演出的には、1曲やってトークを繰り返すよりは、4曲から5曲やってトークを挟んでいただいた方が良かったかなと。
サカナクションは曲のつなぎがとても綺麗なのでそこを見たかったというのと、曲の続きで曲の変化だったりを味わいたかったのと、見ている側が曲の余韻に浸る余白の時間がもっと欲しかったなので、そんな風に思っています。
でも、何よりも、今回のセトリで、リアルライブやってほしいです。
昔の曲も、今のサカナクションがやると、音源と全然違っているんですよね。
そんな歴史の深みが出た今だからこそ、15年を振り返るツアーをぜひやってほしい。
アダプトホールツアーの後、アプライに向けて、絶対にやってほしいです!
そんな感じです。
ではまたです。