こんにちは。
新元号の発表もあり、例年以上に節目を感じる4月ですね。
さて、平成23年4月1日に設立した、名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所は、事務所設立9年目となりました。
最近は、やたらと「信頼と実績」を強調するような、年季の入った弁護士が多いので、あまり年数だけを誇りにするような仕事はしたくないのですが、それでも、事務所設立から丸8年。
本当に多くの方々にご相談・ご依頼頂いて、ここまでやってきました。
特に、過払い金請求の分野では、事務所を設立した直後から、本当にたくさんの方々にご依頼頂き、東海地方では圧倒的な口コミと評判を頂くようになりました。
過払い金請求は、事務所を設立する前、弁護士になった時から、特に力を入れてきた分野です。
過払い金請求に力を入れる理由については、ホームページなどでも書いてあるとおりです。
「過払い金なんて弁護士のやる仕事ではない」などという考え方に、私は全く賛同できません。
違法な金利で、本来支払う必要が無かったお金まで支払わされた方々のために、過払い金を返そうとしない業者と交渉をしたり、裁判をしたりするのは、弁護士の立派な仕事だと思っています。
「過払い金なんて、どこに頼んでも同じでしょ」。
そんな勘違いをしている方も多いかと思いますが、そんなことは絶対にありません。
払いすぎた利息を取り返すという法的手続きの中でも、ものすごくたくさんの法的争点があります。
他の分野とは異なり、これまでにはなかった争点が次々に出てくるのも、過払い金請求の特徴です。
相手方の貸金業者からすれば、自分たちが支払う過払い金の金額を1円でも減らしたいわけで、相手方業者にも、当然、顧問弁護士がいますから、そうやってこれまで無かった争点を持ちだして、裁判で主張してくるというのは、ごくごく当然のことです。
法的な争いが次々に出てくるのが過払い金請求の特徴なのです。
このため、過払い金請求に力を入れている私としては、常に新しい争点についての研究を欠かすことができません。
「どこに頼んでも同じ」とか「誰がやっても同じ」などというのは、実際に過払い金請求に真剣に取り組んでいない立場の人達の意見だと思っています。
事務所設立当初と比べても、全国展開型の大量処理型事務所が、ここ東海地方でテレビやラジオのCM、チラシの配布などを積極的に行うようになりました。
そんな状況だからこそ、地元、東海地方の名古屋駅前に事務所を構える弁護士として、1人でも多くの方に過払い金を取り戻すお手伝いをしたいと思っています。
通算の案件数だけが誇りの大量処理型事務所によるベルトコンベア式の流れ作業では、過払い金をしっかり取り戻すことはできません。
弁護士1人の小さな事務所だからこそ、お一人お一人の案件にしっかりと取り組むことができます。
これまで何度も書いているとおり、私は、事務所の規模を大きくして、「○○件の相談実績!」とかそんなくだらないことを自慢するような考えはありません。
これまでどおり、小さな事務所のままで、事務所設立9年目となる今年も、しっかりと頑張っていきたいと思っています。
以前、NHK時代の上司の方が、私の事務所を訪れた際、「ホームページを見たけど、文章のあちこちに、片山らしさがにじみ出すぎている」と笑われましたが、ホームページの文章は、全て私が書いています。
事務所の基本的な考え方や依頼者の方々からの感想については、ぜひ当事務所のホームページをご覧ください。
そんな感じです。
9年目もよろしくお願いいたします。
ではまたです。