こんばんは。
名古屋は久々に丸一日雨でしたね。
さて、ネットでこんな記事を見つけました。
私はこの就職氷河期に大学を卒業した世代です。
大学に入ったころにはバブルは崩壊していました。
先輩からバブル期のアルバイトの時給自慢をさんざん聞かされた世代です。
新卒の採用も急に絞られた世代です。
大学に残って就職浪人を選ぶ知人もいました。
まさに企業の採用が冷え込んでいく時代でした。
その後、少しづつ景気は回復していきましたが、リーマンショックで再び企業の採用が絞られました。
私の事務所で働いてくれているスタッフたちが、ちょうどリーマンショック後に大学を卒業した氷河期世代です。
スタッフたちは、今の超売手市場を見て、「なんで自分たちの時だけ厳しかったんだろう」という感じだと思いますが、事務所にとっては、小さな事務所には分不相応なくらい、とっても優秀な方々を採用できたので、複雑な気持ちです。
ちょうど今から8年前のこの頃。
私は、自分の事務所を立ち上げる準備をしていました。
最初は1人でスタートして、無事に走り出したら、スタッフを雇おうと。
そんなことを考えていました。
法律事務所の中には、スタッフを大事にしないブラックな事務所も結構あるようです。
「事務員は言われたことだけやっていればいい」などと常時パワハラ態勢の弁護士のこともよく聞きます。
たいした規模でもないのに、毎年のように勤務弁護士や事務職員が次々に退職して、常時採用活動を行っているような、ブラック事務所も結構あるようです。
まともな社会人経験もないまま弁護士になって、「自分の名前の事務所だから自分が王様」などと痛々しい勘違いをしている人も多いのでしょうね。
そんな最悪な組織にだけはしたくないなと、私は強く心に誓っていました。
自分の事務所から次々に人が去っていくようなそんなブラック事務所にだけはしたくないなと考えていました。
一緒に働くスタッフたちが「いつ辞めようか」と常に考えているような職場が、「自分の名前の事務所」なんて最悪ですからね。
事務所を立ち上げて、順調に忙しくなり、その後にスタッフの採用活動を行いました。
おかげさまで、採用したスタッフたちは一人も辞めずに頑張ってくれています。
事務所設立から間もなく丸8年ですが、いまだに離職率0%です。
毎日夜まで残業などという時代錯誤的な働き方は一切禁止ですので(当事務所では残業も禁止です)、スタッフたちは子育てに旅行にとプライベートも充実しているみたいです。
スタッフたちもブログを書いていますので、ぜひご覧ください。
名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所では、無事に案件が終結した方々に、任意でアンケートをお書き頂いています。
その中には、事務所スタッフの電話対応や事務所にお越しいただいた際の受付対応をご評価いただいているものもあり、私の目が届かないところまで、スタッフ達にしっかりとやってもらっていることを本当にうれしく思っています。
期待以上の仕事をスタッフたちには常にやってもらっている感じです。
このように、当事務所は、バブル崩壊後の氷河期を生き抜いた弁護士と、リーマンショック後の氷河期を生き抜いたスタッフ達でできている事務所です。
とっても小さな規模の事務所ですが、全てのスタッフがそれぞれの氷河期を生き抜いた強い生命力を持っています。
「依頼者優先主義」の理念のもと、依頼者のためにしっかりと戦っていく事務所ですので、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
そんな感じです。
ではまたです。