こんにちは。
先週、山下達郎さんのライブ、「山下達郎 PERFORMANCE 2022」の名古屋1日目に行ってきました。
山下達郎さんは、若い頃からよく聴いていたのですが、ライブには行ったことがなく、今回が初めてのライブです。
コロナ時代にとっても強く感じたのですが、少しでも行きたいと思ったら、行ってみよう!という心掛けがとても大事。
「そのうち」とか「今度また」とかという言葉の無力さを感じたのがこのコロナ禍でした。
今回のツアーは、コロナ禍の影響などで、3年ぶりのホールツアーとのこと。
全国24都市47公演という大型のツアーです。
6月に発売されたアルバムや過去に買っていたベストアルバムなどをたくさん聴いていましたが、ライブがどんな感じなのか、全く想像がつかなかったので、チケットを取れた時から非常に楽しみにしていました。
会場は名古屋市熱田区のセンチュリーホール。
私的には、コロナ禍でいろんなライブが中止になってしまったので、意外と久々、3年ぶりセンチュリーホールです。
当日は、18:30から開演とのことで、17:30頃にはセンチュリーにつきました。
センチュリーの大好きなところは、会場の外に待つところがたくさんあることです。
裏庭側にたくさんのベンチも置いてあり、のんびりと待つことができます。
最近「シティポップ」が見直されていることもあり、意外と若いお客さんも多かったです。
山下達郎さんといえば、テレビに出ないことで有名です。
私も、こどもの時から、曲はたくさん聴いていますが、歌っている所を見たことがありません。
歌っている姿を見れるのはライブの時だけということで、貴重なチケットを取れたことを感謝しながら、開演を待ちました。
以下、若干のネタバレがありますので、これからツアーに参加される方はご注意ください!
そして、いよいよ開演です。
海外の広場を思わせるようなセットに、バンドメンバーとコーラスメンバーが並びます。
そして鮮やかなオレンジのシャツを着た山下達郎さんが登場。
1曲目の歌いだしから、凄い歌声。
やっぱり生の山下達郎さんはすごすぎます。
予想の遥か上を行く歌声にびっくりしました。
どんな高級な楽器よりもすごい歌声です。
そんな歌声を涼しげに奏でる山下達郎さんのパフォーマンスに圧倒されっぱなしでした。
山下達郎さんは、音楽がCDから配信に変わっていく時代の変化に合わせ、2008年頃から活動をライブ中心に変えられたとのことです。
御年69歳とのことですが、年齢を全く感じさせない若々しい歌声のライブパフォーマンス。
そして、ずっとラジオ番組を続けられていることもあり、MCもとってもなめらか。
聴く人に心地良い語り口で、時には笑いを誘いながら、曲間も盛り上げてくれます。
バンドメンバーの演奏もとても素敵で、「ライブ」というよりは、上質な「コンサート」といった感じの贅沢な音を楽しむことができました。
山下達郎さんといえば、「クリスマス・イブ」。
知らない人はいないほど有名な曲ですよね。
先週のライブでもちゃんと歌ってくれました。
アーティストによっては代表曲をやりたがらない方もいらっしゃいますが、やっぱりライブに行く側としては聴きたいんですよね。その代表曲を。
山下達郎さんは、ラジオで語ってらっしゃいましたが、ライブでは、「クリスマス・イブ」を必ずセットリストに入れられるとのこと。
こうやってライブに行く側のことも考えて頂けるのは、本当に嬉しいことです。
先週のライブでは、「クリスマス・イブ」からの「蒼氓」という最高の流れで、この2曲だけでも、山下達郎さんのライブに行って良かったと思えるほどでした。
その後、「LET'S DANCE BABY」では曲中のクラッカーに驚きました。
みなさん準備されてくるんですね。
初ライブだった私はただただ驚きました。
こういう驚きも初ライブだからこそですよね。
アンコール。
「RIDE ON TIME」では、山下達郎さんが、マイクなしの生声で、ホール中に歌声を響かせてくれました。
ライブの最後まで歌声が全く乱れず、ピッチやリズムも正確です。
ライブになると音源から崩してしまうアーティストもいて、それはそれで良いんですが、私は音源に忠実に歌って頂く方が好きです。
山下達郎さんの場合は、音源を超えるほどの素晴らしい歌声をライブで披露して頂けるので、まさに「音源超え」アーティストですよね。
本物の天才というのは、山下達郎さんみたいな人のことなんだろうなと実感しながら、3時間ほどのライブが終了しました。
山下達郎さんは、70歳となる来年もツアーを計画中とのこと。
今回の初ライブで、山下達郎さんのライブの素晴らしさを実感できたので、来年は旅行もかねて遠方のライブに行ってみたいなと。
そして、できれば好きな曲、「ヘロン」とか「ターナーの汽罐車」もフル尺で聴きたいなと。
そんなことをすでに計画中な私でした。
そんな感じです。
ではまたです。