こんにちは。
先月、名古屋市の愛知県美術館で開催中の「展覧会岡本太郎」に行ってきました。
岡本太郎さんは、私たちの世代には、「芸術は、爆発だ!」の名言で、とっても有名な芸術家ですよね。
今回の展覧会は、岡本太郎さんが亡くなった後で最大規模ということで、名古屋に来るのを待っていました。
会場には、岡本太郎さんのが生前に制作した絵画などの代表作が展示されています。
会場は、作品の撮影がOKでした。「芸術を大衆に」と掲げていた岡本太郎さん。
こうやって令和の時代に、スマホで撮影する大衆も想像していたのかもしれませんね。
とっても迫力のある岡本太郎さんの絵画に圧倒され続けました。
天才が遺した造形芸術のミニチュア作品も数多く展示されています。
本当に偉大な芸術家ですよね。
会場では、名古屋に昔あった「オリエンタル中村百貨店」の外壁に使われていたレリーフの写真や模型もありました。
最近は名古屋市内でも、歴史のある古いビルが壊されて、無機質な新しいビルが次々にたっています。
でも、昭和時代の建物は、こうやって、経済性とは距離を置いたところでの、デザイン性やこだわりというのが本当に美しいんですよね。
愛知県美術館は、平日の夕方でも、非常に混雑していました。
会期は3月14日までなので、気になる方はお早めにどうぞです!
そして、忘れてはいけないのが、「展覧会 タローマン in 名古屋」です。
愛知県美術館のすぐ近く、NHK名古屋放送局1階で開かれているので、簡単に「はしご」できます!
「タローマン」。みなさんご存じですか?
岡本太郎さんの言葉と絵画が登場する特撮ヒーローショーです。
1972年に放送されたという「設定」で、「でたらめ」がコンセプトの番組です。
NHKで、去年の夏に全10回が放送され、私は一気にハマってしまいました。
1972年に放送されたという設定に忠実に展示がされています。
「神は細部に宿る」とは、まさにこのことですよね。
徹底的に細部にこだわり、「でたらめ」な世界観を完璧なものにしています。
隙が無いし、脇が甘くありません。
何も知らない人がみたら、本当にこういう特撮ものがあったと思ってしまうと思います。
タローマンを監修しているクリエーターの藤井亮さん、本当に細部まで徹底しています。
このタローマンのすごく良いところは、岡本太郎さんの「言葉」に注目している点です。
今の時代にも、いや、今の時代だからこそ岡本太郎さんの「言葉」には、刺さる「言葉」がたくさんあります。
そんな貴重な言葉にスポットライトを当てて、全10回の番組が丁寧に作られていたのが本当に良かったです。
タローマンの番組では、昔からのタローマンのファンという「設定」で、サカナクションの山口一郎さんが出演していました。
「設定」は、いちいち細かく作られていて、一郎さんは年齢的に再放送を見てファンになった「再放送組」という「設定」です。
「でたらめ」の巻き込み力がすごいですよね。
会場には、タローマンのファンという「設定」の一郎さんのコレクションという「設定」で、タローマン奇獣図鑑ハンカチ、タローマンカード、タローマンかるたなど、様々なグッズも展示さてています。
イラストの感じや紙質が安い感じなど、本当に細部にこだわりぬかれた展示が好印象です。
細かい点でも、一つ手を抜いてしまうと、全部が壊れてしまう。
そんな壊れやすくて繊細なタローマンの世界、最高です!
「展覧会タローマンin名古屋」は、3月14日まで、NHK名古屋放送センタービル1階で開かれています。
タローマンの方は、なんと無料で見ることができますので、ぜひ足を運んでみてください!
そんな感じです。
ではまたです。