こんにちは。
先週末、Vaundy one man live tour "replica"名古屋1日目に行ってきました。
Vaundyさんのライブは、去年の「有明サンセット」以来。
zeppツアーはチケット取れず、武道館は他のライブと重なって配信組だったので、ワンマンは初めてです。
Vaundyさんは、去年のNHK紅白でのパフォーマンスが話題でしたよね。
去年の紅白以後、各種音楽配信サービスでも、楽曲が常に上位にランキングされるようになり、一気に人気が高まりました。やっぱり紅白ってまだまだ凄い番組です(別に元NHK職員だから持ち上げているわけではありません!)。NHKからも花輪が届いていました。
会場はセンチュリーホール。Vaundyさんは、もう人気が凄すぎるので、ホール規模で見ることができるのは、当分ないかもしれません。
チケットを取ることができたのは去年6月。その時も結構な激戦だったので、この日を楽しみに半年以上過ごしてきました。
やっと、本当にやっと、このライブの日が来たという感じです!
会場にはVaundyさんが大学の卒業制作で作成されたという椅子も展示されていました。歌だけでない多才ぶりがVaundyさんの強みですよね。
グッズ列は3階まで続いていて、開演前には間に合わないと諦める人も続出。人気の高さを実感しながら会場へ。
以下、曲の感想も書いているので、これから行く方で、セトリのネタバレは絶対嫌だという方は、ここで離脱してください!
Vaundyさんは、雑誌などのインタビューで、ライブは自分とお客さんとの対決の場として、本気で挑んでるってお話されています。
参加する側としても、音源を聴くのとは違う、ライブならではの体験・体感を求めて、会場に来ているので、そんなVaundyさんの姿勢が大好きです。
この日も、一瞬も、一音も逃すまいと、ドキドキしながら、ライブの開始を待ちました。
ほぼ定刻。暗いステージにバンドメンバー、続いてVaundyさんが登場して、大きな拍手。最新曲の「まぶた」で、ステージが一気に明るくなり、ライブスタート。
Vaundyさんのライブは、バンドメンバーの方の演奏が本当に良い!
天才達が天才に集まっているため、イントロ、間奏、アウトロ含めて、聞き逃す瞬間がありません。
3年続いたコロナ禍もようやく終わりが見え始め、ライブでも、マスク着用での声出しが解禁されています。この日のライブでも声出しOKでした。
これまで、声援のない拍手だけのライブが続いていましたが、ようやく歓声が上がるようになったのです。
見る側としても、声を上げて、アーティストにバイブスを飛ばすことができるようになったのです。本当にここまで長かった。
曲が終わるたびに会場中から大きな歓声が上がり、熱気が渦巻きます。
Vaundyさんのライブは、照明も秀逸。
たぶんめちゃくちゃ優秀な照明さんが手がけているのだと思いますが、武道館ライブを配信で見た時にとても印象に残りました。
そして、生の会場で見ると、照明の美しさ、さらに印象的です。
曲の世界観に合った、とっても格好良い照明を、とっても美しく見せてくれます。
それでいて演者を一切邪魔しないのがもう職人レベル。
余計なモニターなど一切なく、美しすぎる照明の中で歌うVaundyさんの歌声に集中できます。
Vaundyさんのライブの照明は本当にすごいので、これから見に行かれる方はぜひ注目してください。
Vaundyさんの歌声は、本当にライブ映えします。音圧がすごいんです。音源をはるかに超えてくるのがライブでのVaundyさんです。
グルーヴも凄くて、本当に気持ち良く音に体をゆだねることができます。
Vaundyさんは、楽曲の幅も大変広いです。「踊り子」や「恋風邪にのせて」など人気曲はもちろん、ワンマンだからこそ、「benefits」や「融解sink」なご、いろんな曲を楽しめます。
で、どんな曲でも、本当に歌声が全くぶれないんですよね。Vaundyさん、やっぱり「令和の怪物」です。
そして、Vaundyさんといえば、「煽り」。
紅白でも曲中に「煽り」を入れて、話題になっていましたよね。
この日も、MCでやってくれました。
「もっといけるだろう!名古屋だろ!」。
「名古屋だろ!」。
冷静に考えると、日本語としては完全におかしいのです。
名古屋にも静かな方はいらっしゃいます笑
でも、会場めちゃくちゃ盛り上がります。最高に盛り上がります。
Vaundyさんは、煽りが本当にうまいです。
MCのためのMCではなく、良い感じに煽りを入れて、お客さんのテンションをどんどん上げていきます。「ライブのMCかくあるべき」という理想形の「煽り」です。
Vaundyさんのライブパフォーマンスは、良い意味で、「若さ」「初々しさ」を感じさせません。
ステージ上から醸し出す雰囲気は、「初々しさ」より「貫禄」です。
センチュリーホールでは、去年9月に山下達郎さんのライブを見ましたが、その時の山下達郎さんの持っている雰囲気と同じ雰囲気をVaundyさん持っているんですよね。
冷静に考えれば今年70歳になる山下達郎さんと22歳のVaundyさんが同じ雰囲気のはずはないんですが、ステージ上で全くぶれることない歌声や堂々とした振る舞いは、もうレジェンドクラス。
突出した才能を持った天才は、時代を超えて同じオーラを発するのかもしれませんね。
Vaundyさんは、卒業間際の大学生。年齢的には圧倒的な体力・気力も兼ね備えているので、どう考えても無敵なわけです。
予想はしていましたが、会場のお客さんは、若い方がほとんどで、私なんかは最高齢の年齢層なんかじゃないかと思いました。
でもVaundyさんの作るメロディは、絶対にもっと上の年齢層にも刺さると思うので、これからどんどん年齢層が広がっていくことでしょうね。
一度はまったら最後。Vaundyさんの楽曲の魅力にどんどん深くハマっていってしまいます。
ライブの中で特に圧巻だったのが「しわあわせ」。
ライブで聴くと言葉の届き方が違います。
心の奥底まで響かせるその歌声が美しすぎます。
大サビで、BOBOさんのドラムに合わせて大きく踊るVaundyさんの姿が、とても印象的でした。この1曲だけでも半年以上待った甲斐がありました。
「CHAINSAW BLOOD」のライブでの破壊力はハンパありません。
照明も最高で、会場全体めちゃくちゃ盛り上がっていました。
声出し解禁になって本当に良かったです。
サビ前に「CHAINSAW BLOOD!」と会場中で合唱です。気持ち良すぎです。
ラストは「怪獣の花唄」。紅白でも披露されたあの曲です。絶対に盛り上がります。
もう会場中がクラップとサビの大合唱で、最高に気持ちよく、あっという間にライブが終了。
「令和の怪物」Vaundyさんのワンマンは本当に圧巻でした。本当に凄いライブでした。
センチュリーホールでは、もう何度もいろんなアーティストのライブを見ていますが、ホールがこんなにも小さく感じたのは、Vaundyさんのライブが初めてです。
本当はもっと大きな箱にいるのに、まるでライブハウスで音を浴びているような感覚。空間の感覚を歪ませてしまうほどの素晴らしすぎるパフォーマンスでした。
戦いの場としてライブに臨んでいるというVaundyさん。
この日も、Vaundyさん、スタッフさんたちの圧勝でしたよね。
もうやられっぱなし、くらいっぱなしのあっという間の80分でした。
この80分というところも、スタッフさんたちの巧みな戦術ですよね。
「東京フラッシュ」とか「花占い」とか代表曲の一部を温存しての80分。
半年以上待たせたうえでの80分。
もう体感でいうと「秒」で終わる感じの80分。
「あ~、もっと見たい」と思わせまくる80分。
「また行きたい」、いや「絶対に行きたい」と思わせる短すぎる80分。
Vaundyさんを支える超優秀なスタッフさん達の戦略・戦術のすごさです。
ライブが終わると、次のアリーナツアーのポスターが貼り出されていました。
ライブ前には今回のホールツアーのポスターが貼ってあったものを、開演中に次のアリーナツアーツアーのポスターにきちんと貼り替えているのです。こういうとっても細かい演出からも、Vaundyさんを支えるスタッフの方々の優秀さを感じます。
会場がホールからアリーナに広がっても、Vaundyさんのパフォーマンスは空間を歪ませる圧倒的な魅力があります。
さらに進化を遂げているであろうVaundyさんのアリーナツアー。今から楽しみにしています。
そんな感じです。
ではまたです。