名古屋駅前の弁護士・片山木歩BLOG

名古屋駅の弁護士片山木歩(愛知県弁護士会所属)のブログ。東大法学部卒・元NHK記者の弁護士が、日常について気の向くままに書いてます。 名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所。

流儀と組織

こんばんは。


12月も折り返し地点。
年末感が日に日に強まりますね。


さて、
今日は
以前勤務弁護士時代に
担当させて頂いた方から
新たにご依頼を受けさせて頂きました。


独立して事務所を立ち上げてからも
勤務弁護士時代に担当させて頂いた方からの追加依頼や
ご紹介いただいた方からの依頼などをお受けさせて頂くこともよくあるのですが、
私にとっては本当に嬉しいことです。




弁護士になる前のNHK時代、
職員の数は1万人を超えるのですから
本当に色んな個性を持った人間がいました。


当然NHKという看板を背負って仕事をするわけですから
最低限のルールやしきたりはあります。


でもそれだけでは良い仕事はできません。


「NHKさんだから」という取材ではなく、
自分という個性を最大限に活かして
「○○さんだから」という取材をして、
つまり個人と個人との信頼関係が築けて初めて良い仕事ができるのだと
教育を受けていましたし、
その考え方は間違っていないと思います。



「イソ弁は言われたことを言われたとおりにやればいい。」
という考え方がこの業界では主流なのかもしれませんが、
このような考え方は
「まともな組織で働いたことの無い世間知らずの戯言」だと
私は思っています。



だから私は、
勤務弁護士時代から
私なりのやり方で依頼者の方と接するようにしていました。


そこは自分の絶対に譲れない「ものさし」でしたからね
(まあ、最終的には自分の価値観と全く合わない環境に耐えられなくなりましたが)。


そんな自分なりの流儀を貫き通した勤務弁護士時代に担当させて頂いた方に
わざわざ私という人間をネットなどで探して頂いて追加でご依頼を頂けたり、
私という人間をお知り合いの方にご紹介頂けるということは、
やっぱりとても嬉しいことなのです。







組織というのは
経営者にしっかりとした理念がないと
何年経っても「個人商店」というレベルから全く発展しないと
私は考えています。


口を開けば人の悪口ばかりを言い、
「組織=自分」であると無自覚に言い放ち、
「給料払っているんだから給料分働いてくれれば良い」などと
人材の育成を全く考えていないことを恥ずかしげもなく公言し、
自分は楽して稼ぐことばかり考えているような経営者では
しっかりとした組織を作ることなど絶対にできません。


私は来年以降事務所の規模を広げていく予定ですが、
そんなブラック企業のような
「個人商店」を作るつもりなど全くありません。




働く人一人一人が
自分なりの流儀で自分の持ち味を存分に発揮して
そこで働く人が誇りを持てるような
しっかりとした「組織」を作っていきたいと考えています。


そうすることで
より充実した弁護士サービスを提供できると思いますからね。


目的がずれると
「何年経っても成長できない個人商店」で終わってしまうでしょうから
しっかりと理念を持って頑張っていきたいと思います。






そんな感じです。



ではまたです。

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