こんにちは。
暑い土曜日でしたね。
さて、
タイトルの
「弁護士の仕事」。
私の考える弁護士の仕事というのは、
ご本人の代わりとなって、
ご本人の利益のために、
交渉や裁判を行うというものです。
きっちり依頼者と話をして
依頼者が何を望んでいるのかを把握し、
しっかりと依頼者のために動かなくてはいけません。
弁護士はあくまでも「代理人」なのですから
依頼者と信頼関係を築いて
自分の法律的な知識などの能力を
フルに活用して
全力で依頼者の利益を守らないといけないのです。
ところが、
弁護士の中には
自分の思い通りにならないと
依頼者を怒鳴り飛ばしてみたり、
裁判所や他の弁護士に
自分の依頼者を悪く言ったりする人もいるようです。
こういう弁護士は論外です。
人としてどこまで思いあがっているのかと
そう思います。
たとえば
依頼者が弁護士に対して何かウソを言っていたとしても
それは、依頼者との間で信頼関係を築けなかった弁護士の責任です。
依頼者を怒鳴り飛ばすのは明らかに筋違いです。
裁判所や他の弁護士に依頼者を悪くのは
自分の能力不足を伝えているようなものです。
まあこういうタイプの弁護士は万事につけて
「自分は悪くない」という
自己正当化をするので
そういうことは考えないのかもしれません。
その結果自分の能力の向上に努めないことになるので、
何年やっても同じように依頼者と信頼関係を築けない
思いあがった弁護士であり続けるのでしょう。
そういう弁護士は
そういう行動を
「本人のために」と理由づけするかもしれません。
しかし、
実際には、
裁判所や他の弁護士に依頼者を悪く言ってでも
自分の評判を下げたくないというのが本音だと思います。
世間体を気にする薄っぺらさが垣間見えます。
口では「ご本人の利益のために」と言いながら
自分自身の利益を図るためだけに動いているのです。
弁護士はあくまでも「代理人」。
依頼者を怒鳴り飛ばしたり
依頼者のことを悪く言ったりするような
権限なんてあるはずがありません。
一人で対処できないから弁護士を立てているのに
その弁護士が本人にさらにストレスをかけるというのは
完全に本末転倒な事態です。
もしご依頼されている弁護士が
このようなタイプの弁護士であったら
我慢することはありません。
早めに委任契約を解除して
弁護士会などにご相談されることをお勧めします。
私は他の仕事をした後で
弁護士になりましたので、
「弁護士とはどうあるべきか」について
しっかり考えて動いています。
ところが債務整理をめぐる弁護士トラブルに代表されるように
弁護士という職業を「金儲けの手段」としてしか
考えられていない弁護士が存在するのも事実です。
弁護士の使命は
「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」
(弁護士法1条)。
依頼者を食い物にして利益をむさぼる弁護士には
この使命の意味をもう一度考えてほしいものです。
私のモットーは
「依頼者優先主義」。
HPなどにも何度も書いていますが、
弁護士として当然のことが
当然でなくなっている歪んだ現状を
変えていきたいと考えているので
こうしたモットーを掲げることにしたのです。
これからも
しっかりと
本当の意味で「依頼者のため」に
日々頑張っていきたいと思います。
そんな感じです。
ではまたです。