名古屋駅前の弁護士・片山木歩BLOG

名古屋駅の弁護士片山木歩(愛知県弁護士会所属)のブログ。東大法学部卒・元NHK記者の弁護士が、日常について気の向くままに書いてます。 名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所。

サカナクション山口さんのNF OFFLINE(名古屋初日)に行きました!

こんにちは。

 

こちらのブログでご紹介のとおり、私は、7月5日に新型コロナのワクチン1回目を打ちました。

 

新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上。

当事務所は、弁護士は私1人だけの事務所なので、感染したら大変です。

外出も控え、外食も控え、プライベートで人と会うのも一切控え、とにかく控えました。

できるだけ自宅と事務所との往復だけにとどめるようにして、我慢に我慢を重ねて過ごしてきました。

 

「不要不急」。

みなさんも同じだと思いますが、生活の中のいろんな楽しみが、この4文字のもとに、全て奪われていきました。

 

私にとって、特につらかったのが、色んなアーティストのライブを見に行くことができなくなったことです。

昨年2月の最終週でしたよね。

政府の自粛要請により、色んなライブが一気に中止・延期となりました。

コロナ禍前、最後に行けたのが、米津玄師さんの広島でのライブでした。

 

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私もすでにチケットを持っていた複数のライブがぶっ飛びました。

ただ、いずれも中止ではなく延期。

延期先で見に行けるだろうと気軽に考えていました。

 

ところが、です。

コロナ禍は想像以上の長期化。

いつになってもライブに参戦出来ない状態が続いていました。

 

コロナ禍になってから、色んなアーティストが、オンラインのライブを始めました。

私も、サカナクションの「SAKANAQUARIUM 光 ONLINE 」を始め、いくつもオンラインライブを楽しんできました。

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オンラインライブの良さもたくさん発見できました。

特に、サカナクションのライブは、演出がすごいので、オンラインならではの演出を満喫することができました。

リアルライブと違って、チケットが当たらないという恐怖とも無縁です。

「行きたいのに行けなかった」と悶えることがなく、好きなアーティストのライブを楽しめるというのは、オンラインならではの強みだと思います。

今月も、YOASOBIのオンラインライブを楽しみましたし、これからもオンラインライブはいろいろ楽しんでいきたいと思っています。

 

一方で、やっぱり現場で音を感じたいという思いも、やっぱり強くありました。

オンラインライブを見ながら、「スタッフの人たち羨ましいな」などと感じてしまったことも多々ありました。

 

 

「もうそろそろライブに行きたいな」。

今年に入ってから、そんな思いを強く抱くようになりました。

 

でも、コロナの感染拡大は止まっていません。

こんな中でライブに行っても良いものか、という思いもありました。

 

 そこで、色々と調べました。

コロナが流行り始めたころと比べ、ライブの主催者もコロナの感染拡大防止策を徹底していることや座席の間隔をあけて密になるのを防止していること、換気の設備も以前より良くなっていることなどがわかりました。

リアルなライブも、コロナ前から進化しているのです。

 

ちょうどそのころ、サカナクションの山口さんが、「NF OFFLINE」というファンクラブ限定イベントを始めることを知り、さっそく参加してみることにしました。

 

サカナクションも、ライブが延期の上中止になってしまったグループの一つです。

去年の2月、名古屋の愛知県芸術劇場でのライブに行きました。

コロナの足音が確実に聞こえていた中、ギリギリ間に合いました。

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でも、このツアー、もう1回遠征して見に行く予定でした。

プレミアムシートがようやく当たったので、とっても楽しみにしたのですが。

3月のライブの予定が、6月に延期され、さらに10月に延期され、結果として中止になってしまったのです。

その悔しさがとっても大きかったので、ライブの再開はサカナクションからと去年から思っていました。

 

今回の「NF OFFLINE」は、サカナクションのツアーではなくて、山口さんお一人のライブです。

名古屋のツアー初日のチケットが取れました。

チケットの抽選に当たっても、新型コロナの感染拡大防止のため、居住地の人が優先されるということもあり、倍率が高かったであろう初日のチケットを取ることができました。

 

当初は5月の連休明けの予定でしたが、新型コロナの緊急事態宣言の影響で、3週間ほどほど延期。

待ちに待った6月5日(土)、zepp nagoyaに向かいました。

以下、ネタバレもありますが、今日がツアーの最終日で、もう始まっていますので、そろそろ良いですよね?

山口さんもネタバレに神経質にならないよう呼び掛けてらっしゃいましたので、コロナ禍のライブ参戦という貴重な体験をリアルに伝えるため、多少のネタバレありでご容赦ください。

 

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zepp nagoyaはライブハウスですが、今回の公演は、フロアに椅子が並べられて、着席の公演です。

いつもは、会場に早めに入る私ですが、やっぱりコロナが心配なため、開演時間ギリギリに会場入り。

マスクも不織布と布マスクの二重マスクにして、万全の態勢です。

入り口では、検温や手指の消毒が徹底されています。

また、会場内も換気がパワーアップしているとのこと。

8分間で全ての空気が入れ替わるそうです。

そのためでしょうか、風を常に感じられ、少し寒いくらいの肌感でした。

 

座席も以前とは全然違います。

そもそもフロアに椅子が置いてあること自体が異例中の異例ですし、グループ(と言っても最大2人ですが)ごとに、空席1席の間隔が設けられています。

会場内ではもちろんマスク着用ですし、開演中の発声も禁止です。

ライブの開演前と言えばいつもはざわざわした雰囲気ですが、まるで何かの試験会場のようにシーンとしていたのが印象的でした。

 

午後6時、ようやく待ちに待ったライブが始まりました。

山口さんは、コロナ禍の中、インスタライブを毎週のように開かれていました。

過去のライブ映像もyoutubeで無料で配信したりと、コロナ禍でライブにいけないファンのために、色んな仕掛けをしてくれました。

今回の「NF OFFLINE」は、そうしたインスタライブのリアル版、いわば「リアルインスタライブ」といった感じのツアーです。

普段のサカナクションのライブは、本編ではMCはほとんどないのですが、今回は、山口さんのトークからスタート。

こんなところも、「リアルインスタライブ」感が強かったです。

 

山口さんがステージに登場すると、会場から大きな拍手が上がりました。

発声は完全に禁止なので、拍手するしかないんです。

なんかみんなで拍手というのがとても新鮮でした。

私も、コロナ禍の中、山口さんのインスタライブをよく見ていたのですが、リアルな山口さんがリアルに目の前のステージにいるというのが、とても不思議な感覚でした。

 

そして、この公演、演奏中以外は写真撮影OKという異例なファンサービス。

トーク中などみなさんスマホで撮影したりして、これも新鮮な体験でした。

 

山口さん、お一人でステージをやるのが初めてとのことで、「緊張してるよ」と何度もおっしゃっていたのも、普段のサカナクションのライブでは見られない姿でしたね。

ツアー初日というのもその緊張感を増されていたのかもしれません。

 

トークから、ギター一本の弾き語りのスタイルで「新宝島」、「ドキュメント」、「夜の東側」と馴染み深い曲が続きました。

小さい会場だからということもありますが、歌のうまさにただただ驚愕。

さらに、「忘れらないの」をマイクなしの生声で披露されると、リアルに歌を感じられることの嬉しさを感じました。

 

またこの公演では、新型コロナの感染拡大防止のため、立って見るのも禁止です。

ひたすら椅子に座って楽しむしかありません。

でも、セットリストも、座ってじっくり見るのに適したセトリです。ちゃんと工夫されています

その後は、「フクロウ」や「ユリイカ」、「ナイロンの糸」や「白波トップウォーター」などファンにはなじみの曲が次々に演奏され、映像・演出とともに、世界観にどっぷりと引き込まれました。

 

ここで第一部が終了し、コロナ対策のため場内の換気を行った後、第二部のスタートです。

 

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第2部が始まると、ドラゴンズのユニフォームに身を包んだ山口さんが登場。

上の写真は、全身でドラゴンズを感じている様子です。

名古屋ならではの演出ですよね。

ご存知の方も多いと思いますが、山口さんは大のドラゴンズファンです。

全身でドラゴンズを感じながら、ゲーリーや落合がいたころのドラゴンズのオーダーを嬉しそうに話されていました。

ちなみに山口さんは「ドラゴンズの話をすると、いつも会場が変な空気になる」とおっしゃっていましたが、私はとっても楽しかったですし、楽しんでいる方は多いと思いますよ。

ただ、若い方には、ゲーリーとか仁村とか彦野とかは無理だと思います(笑)

 

その後は、「NF OFFLINE」の総合演出を務める田中監督とトークショー。

ライブ参加者限定のインスタアカウントが作られているので、そこに質問などを書き込むという、おじさん世代からすると時代の進化を痛感するスタイルでした。

続いてアンコール。

山口さんが「アンコールっていうのは、ライブでやった曲の中でもう1回聞きたい曲を披露するものだと思っていた」とのことで、まずは田中監督のチョイスで、「ドキュメント」。

「ドキュメント」も、マイクなしの生歌で聞くことができました。

マイクなしの生歌は、コロナ禍ならではの体験ですので、本当に体験出来て良かったです。

 

さらに、田中監督のチョイスで、「茶柱」。

この「茶柱」。リミックスバージョンで、映像もとても格好よく作られています。この日2回目となる「茶柱リミックス」を重低音を全身で感じながら、「やっぱり生のライブも良いな」と心の底から感じました。

多分ツアーの中でも「茶柱」2回は初日だけだったのではないでしょうか?

自宅では絶対感じることのできないような重低音、本当に良かったです。

 

ライブが終了すると、感染対策のため規制退場です。

2時間半も簡易な椅子に座り続けていたため腰とお尻がとても痛くなっていましたが、これもコロナ禍でないと体験できない貴重な経験だと思い、会場を後にしました。

 

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初となったコロナ禍でのライブ参戦はこうして終了しました。

参加してみてわかったのですが、新型コロナの感染拡大防止対策をかなり真剣かつ徹底的に行ってくれています。

座席もきちんと隣が空いているので、電車などよりよっぽどディスタンスが保たれています。

そして換気の強さにライブ会場の本気を感じました。これも地下鉄などより全然すごい換気です。ライブハウスは結構たたかれることが多かったので、その分対策にも万全を期していますよね。

ちなみに6月5日のライブ参戦から2週間、体調の悪化なども一切ありませんでしたのでどうぞご安心ください。

今度は、サカナクション5人のツアーを見たいなと思っています。

 

6月、実はこの後も2組のアーティストのライブに参戦しました。

またこちらのブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

 

そんな感じです。

 

ではまたです。

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