こんばんは。
非常に強い台風21号が接近していますね。
名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所は、明日9月4日(火)は、台風21号の接近のため、臨時休業日となります。
先週末から、台風21号の進路とにらめっこしながら、明日(4日)のご相談枠でご予約頂いていた方々へご連絡差し上げて、他の日に変更したりさせていただきました。
当事務所のような小さな事務所では、私は弁護士であると同時に経営者でもあるので、こうした時に、事務所を休みにするのかどうかといったことも、きちんと適切に判断していかないといけません。
きょうは、本日朝の台風の進路予測を見て、もう早めに決断しました。
午前中の間には、事務所スタッフに、「明日は休み」と伝えて、その準備作業に入ってもらいました。
こうしたときに一番最悪なのが、台風が近づいているというのに、何の決断もせずに、通常通りの勤務でスタッフたちに出勤してもらい、風雨が強まった段階で、ようやく「きょうは早めに帰って」などという後手後手の判断です。
こんな優柔不断で後手後手な判断をしてしまうと、一番被害を被るのが事務所スタッフです。一番風雨が強い時に帰宅を強いられます。電車が止まったりしていたら、本当にもう目も当てられません。
仕事は我慢大会ではありません。
職場は我慢大会の会場ではありません。
「這ってでも職場に出てくる」なんて無駄な精神論は唾棄すべきものです。
「たぶん大丈夫でしょ」。
こんな根拠のない楽観論は、決断のできない優柔不断さの裏返しです。
非常に強い勢力のまま上陸したら25年ぶりといわれているのに、何も対策を取らずに楽観論に頼って運任せにするのは、はっきり言って無能な人間のすることです。
「天候の様子を見ながら」などというのは、決断のできない人間、責任の取れな人間の逃げ口上です。
しわ寄せは全てご相談者や事務所スタッフに降りかかるのです。
「もしご相談にいらっしゃる方が道中でケガをしたら」、
「もし事務所スタッフが帰宅途中に雨風で大変な思いをしたら」、
そんな「もし」に基づいた対応が必要だと思っています。
逆に、1円でも売り上げを伸ばすことしか考えていないような卑しい経営者は、こんな時でも、通常勤務にするのでしょう。
でも、そんなことをしても、経営者以外、誰も幸せになりません。
弁護士事務所のような超零細な経営体では、こんな経営者のエゴがむき出しになって、事務所スタッフがその犠牲になるような構造が固定化する傾向にあるようです。
「スタッフは言われたことだけやっていれば良い」みたいな思いあがった事務所経営弁護士の話もよく聞きます。
そんな勘違いした人たちを徹底的に反面教師にして、私の事務所を作ってから、もう7年半が過ぎようとしています。
幸いなことにこれまで事務所スタッフは1人も辞めていません。
離職率0%がずっと続いています。
スタッフが不満を抱えるような事務所では、依頼者のためにならないと思っていますので、これからも、経営者として、日々しっかりと取り組んでいきたいと思っています。
台風21号、みなさんもくれぐれもお気を付けください。
そんな感じです。
ではまたです。